時間管理もビジネスマナー!デキる人が実践する訪問時間やイレギュラー対応

社会人として第一に意識をしなければならないのは「時間」です。

訪問時間やメールのレスポンス時間、電話をかける時間など、ビジネスマナーとして押さえて多くべきポイントがあります。

ここでは訪問時間に関するビジネスマナーを取り上げてご紹介します。

訪問する場合は約束時間の何分前に到着すれば良い?

電話するビジネスマン

ビジネスマナーとして、遅刻は絶対にしてはならないのは皆さんがご存知の通りです。

2、3分遅れたとしても、遅刻は遅刻。

時間にルーズな人は、ビジネスパートナーからも、クライアント様からも信用されなくなってしまいます。

ただし、到着時間が早ければ良いというものでもありません。

相手も他の仕事や、準備がある中でのアポイントになりますから、迷惑にならない配慮が必要です。

目的地に到着する時間は約束の10〜15分前
訪問時間は約束の3〜5分前

以上が基本的なマナーです。

リスク管理もビジネスマナーの一環です

リスクを減らす

目的地には、時間にゆとりをもって到着できるようにしましょう。

交通機関の遅れ、道に迷ってしまう可能性も十分にあります。

電車が遅延してて・・・

と言い訳するにはビジネスマンとしては少しお粗末ですよね。

そのような不測の事態をも考慮したスケジュール管理をするのもビジネスマナーです。

しかし、リスクに備えて移動していても電車が全く動かないなどの事故は起こり得ます。

その時は、遅刻しそうだとわかった段階で、先方に遅刻する旨を電話するなど早めに対処しましょう。

この時も

人身事故で電車が動かず、〇〇分遅れます

と、具体的にどのくらい遅れるのかまで伝えましょう。

この、〇〇分遅れますといった時間設定にも、ゆとりが必要です。

例えば

15時の約束に「10分遅れます!」と伝えておきながら、到着が15時15分であった場合、2回も遅刻していることになります。

伝える際にもゆとりを持って

15時の約束に「20分遅れます!」と伝えておき、到着が15時15分であれば、遅刻には変わりありませんが、前者よりは印象が下がることはなく、商談が始められます。

電車が全く動かない、交通渋滞など到着時間が全く読めない時は、適時状況を連絡し何時に到着できるのかを報告するなど、真摯に対応しましょう。

もし、電車が動かないのであれば、タクシーやバスなど他の交通機関に切り替えられるのかなど、約束の時間にできるだけ近づけて到着できるように心がけることが大切です。

時間のゆとりが、心のゆとりになる

お任せくださいとジェスチャーの女性

約束の時間に余裕を持って目的地に到着することは、リスク管理だけでなく、面談前の準備や心を整える時間を確保するためでもあります。

約束の時間ギリギリに到着して駆け込むように訪問先に訪ねるよりも、目的地に15分前に到着し

お手洗いを済ませて、身だしなみチェック
訪問先の情報確認
事前に準備した面談の流れの振り返り

これらを行ってからの方が、心を落ち着かせて面談にのぞむことができます。

客観的な視点で見ても後者の方が、ビジネスパートナーとしても信頼が置けますよね。

自分の心を整えてから面談にのぞむことは、相手に対する誠意の表れでもあり、良い人間関係を築き、円滑に仕事を進めていくためにも必要不可欠なことです。

何時でもいいよ!はいつでも良い訳ではない?

一旦止まって考える女性

アポイントを取るとき

何時でもいいよ!

午前中(午後)なら空いてるよ!

と言われることもありますが、いつでも良い訳ではないという点に注意しましょう。

そのような時は下記の観点から時間を設定すると良いです。

相手に取っても失礼に当たらない時間帯

・午前中はMTG後くらいの10時〜11時半

・午後は13時以降から、終業時間の1時間前まで

・法人営業は12〜13時の間はお昼休憩のことが多いからその時間はアポを避ける

また、アポイントの際には

〇〇時にお伺いします

と時間の確約は取るようにしましょう。

時間の確約も取らず

いつ行ってもいいんだ!

と自分都合で捉えて訪問してしまうと、先方から

今忙しいから。

と相手にしてもらえないリスクが生じます。

無駄足になってしまった・・・なんて事のないように、相手と時間の認識をそろえておきましょう。

計画的なスケジュール管理をしましょう

カレンダーとスマートフォン

「時は金なり」という有名な言葉があるように、できるビジネスマンは時間にシビアであり、計画的にタイムスケジュールを組み立てています。

タイムスケジュールを組み立てるポイント

・スケジュールを詰め込みすぎない

・アポイントの終了時間も予定に組み込む

・隙間時間を有効活用する

スケジュールを詰め込みすぎない

商談がたくさん入ることは素晴らしい事です。

多くの人とビジネスパートナーになるチャンスを掴めているのですから、1件1件を丁寧に有意義な商談をしていきたいものです。

時間に追われて、目の前の商談に集中できないのはもったいないですから、心にゆとりを持てるスケジュール調整をするようにしましょう。

アポイントの終了時間も予定に組み込む

予定が後ろにずれ込む原因として、スケジュール管理の段階で終了時間を考慮していないことが考えられます。

次の商談の目的地まで移動が必要であれば、交通機関の時間も考慮して、何時までに会社を出る、と事前に決めておきましょう。

今日はここまでで、詳しくは後日またお話しします

とキリ良く締めることができ、相手にも印象がいい状態で次のアポイント取りをすることができます。

次に控えている会社との訪問時間を守ることができるので、いづれの会社とも円滑に仕事を進めることができます。

隙間時間の有効活用

移動時間、目的地に到着してから訪問までの時間など、隙間時間が生じることは多々あります。

隙間時間は心を落ち着かせ、次の商談へと意識を集中させる非常に大切な時間です。

身だしなみを整える、商談のイメトレをするなど、ルーティンを決めておくと良いでしょう。

商談相手側も他に仕事がある中で時間を割いてのぞんでいます。

皆さん自身もたくさんの商談がある中での大切な1件です。

お互いに充実した時間を過ごすためには、ゆとりある行動と準備が大切です。

時間に心を振り回されるのではなく、自分が時間をコントロールする気持ちでスケジュール管理を行い、信頼されるビジネスマンを目指しましょう。

まとめ
  • 約束の15分前には目的地に到着する
  • リスク管理もビジネスマナーの一環
  • ゆとりある行動と準備を行い、心を落ち着けて商談にのぞめるスケジュール管理を行いましょう