コロナ禍のビジネスマナー!マスクは商談時や打ち合わせの際にはどうする?

新型コロナウイルスが流行して1年が経ちました。

私たちの生活様式も変わり、マスクをつけるのがが当たり前、消毒や検温の徹底がされるようになりました。

今までの常識が変わりつつある現実。

例えば、ビジネスマナーにおいても、以前は公的な場や商談ではマスクを外し顔を見せて話をするのが礼儀でした。

では、今のようなコロナ禍ではどのように対処すればよいのでしょうか?

ここではコロナ禍で生まれた新たなビジネスマナーをご紹介します。

マスクの新ビジネスマナー!最新の常識を習得しよう!

新しい常識

会社訪問

室内では基本的にマスクを着用することが望ましいです。

訪問時は、相手側のコロナ対策に従って対応するようにしましょう。

検温は、自宅を出る前や、会社内で測っておくことが大切です。

他社への訪問時、飲食店への来店時など検温する機会が増えましたが、もし面談前に測定して37.5℃以上だった場合、直前のキャンセルは訪問相手に迷惑をかけ、信用を失ってしまう恐れもあります。

万全な状態でのぞめるように健康チェックも怠らないようにしましょう。

コロナ禍の対応は、会社によって考えが異なります。

例えば、マスクを着用していれば対面での商談も問題ない会社もあれば、外部からの訪問は一切お断りの会社もあります。

アポイントを取る時に、先方のコロナ禍の対応についての意向を確認しておくことも必要です。

商談

基本的にはマスクを着用しますが、相手の意向も伺いながら対応すると良いです。

例えば、相手がマスクを外している時

密な環境ではない、健康状態に異変がないなど、お互いの了承があればマスクを外しても良いかもしれませんが、コロナ禍ではあるのでマスクの着用は推奨致しします。

あなた自身はマスクを着用していたいときは、

「コロナ禍なのでマスクはつけたままでもよろしいですか?」

「会社の規定でマスク着用が義務付けられていますので。」

と一言断りを入れておくようにしましょう。

交流会や名刺交換

初対面の方々が揃いますので、お互いの表情をみて交流したいところではありますが、このご時世ですのでマスクをつけたまま名刺交換を行なってもマナー違反になることはございません。

飲食中

顎にマスクをかけたままの「顎マスク」は見た目も良い印象を与えませんので辞めましょう。

マスクを触りすぎていると清潔感がないと思われるかたもいらっしゃいます。

マスクを外すなら外す、付けるなら付けるとメリハリをつけることも大切なビジネスマナーです。

また、外したマスクをテーブルに直置きするのは不衛生なので、相手に不快感を与えてしまう恐れもあります。

マスクホルダーにいれる、半分に折り畳んで上着のポケットや鞄にしまうなどすると良いでしょう。

マスクを外しているときにも、くしゃみや咳払いをするときはあります。

その時、どのように口元を覆うとよいでしょうか?

例えば、口元を素手で覆ったとすると、その手の行方をどうするのか気にされる方もいらっしゃいます。

手元にハンカチなどを置いておき、そちらを使って飛沫を予防することが相手への気遣いになります。

飲食が終わったら、マスクは再度着用しましょう。

他の人がつけてないから自分もつけなくていいや。とするのではなく、率先してマスクを着用する心がけも大切です。

誰か1人が着用すれば自然と目に入ってきてマスクをつけ始めます。

お互いに思いやりある行動を心がけ、気持ちよく仕事が進められるようにしましょう。

マスクも身だしなみ

マスクを付けて商談しているビジネスマン

マスクも洋服と同様で身だしなみの一つとなりました。

身だしなみに関する3つのポイントが共通内容であり、とても重要です。

身だしなみって気をつけているけど、まだまだ自分の知識だけでは不安だな…と躊躇してしまう場合はこちらの記事が参考になります。

ここからはマスクの身だしなみに関してご紹介します。

清潔感

マスクは顔の大部分を占め、視線が向けられやすいです。

好印象で仕事を進めるためにも、清潔なマスクを着用しましょう。

このようなマスク使ってない?

・シミ汚れがついている EX)化粧汚れ、飲み物のシミ

・使い回しによる黄ばんだマスク

・糸のほつれのある布マスク

・洗濯によるシワ

機能性

マスクの素材は、不織布、布、ポリエステル・ウレタンマスクなど様々な種類が販売されていますが、いずれのマスクを使用しても問題はありません。

ビジネスシーンではどんなマスクを選べば良いの?

・サイズ感があってる。

・長時間つけていても耳が痛くならない

など自身の負担にならないマスク選びができれば大丈夫です。

フェイスシールドやマウスシールドはどうなの?

マスクと違って、表情が見えやすいといった利点もあることで一般的に普及されました。

これらを活用してもビジネスマナーとして失礼になることはありません。

ただし、マスクと違って、顔とシールドの間が空いているのでソーシャルディスタンスが保たれていることが前提になります。

ですので状況に応じてマスクを選ぶようにしましょう。

フェイスシールドの特徴

顔を覆っているので相手からの飛沫を防ぐことはできますが、自分が飛ばす飛沫を予防することが難しい。

マウスシールドの特徴

口元しか隠せておらず、相手からの飛沫も、自分自身が飛ばす飛沫も予防することはできません。

感染予防対策としては少し役不足です。

調和

TPOにあったマスク選びをしましょう。

印象の良いもの

白無地が無難

ワンポイントマーク

薄いカラー

スーツに馴染む色

ビジネスシーンでは避けた方が良いもの

きらびやかな装飾品のついたもの

キャラクターが入ってるもの

アニメ柄や、ヒョウ柄などの柄もの

スーツにマッチしないカラー

マスクをつけているときに気をつけたいポイント

マスクを付けてパソコンで作業している女性

マスクをつけることによるコミュニケーションの弊害は少なからず生じます。

その弊害を理解し、相手にどうすれば伝わるのかを考えながら話しをするのと、何も考えずに話しをするのとでは、相手が受ける印象も全く違います。

円滑に気持ちよくコミュニケーションをとるためにも以下のポイントに気をつけてみましょう。

話し方

相手に声が届くように、普段より大きめな声で、はっきりと話しをしましょう。

全然、聞こえない…

大事な話が聞き取れなかった…

というのは、聞き手として非常にストレスになります。

聞き取りづらいので集中して話に耳を傾けさせることはできますが、聞き手側は話を「聞く」ことに神経を使うことになり、「理解」するまでの集中力がもたないこともあります。

普段の話し方が早口な人や、声が小さい人、もごもご話す人は、マスクをつけた状態に対応した話し方を意識する必要があります。

この機会に、相手も聞き取りやすい丁寧な話し方を習得しましょう。

表情

普段私たちは、表情からもたくさんの情報を得てコミュニケーションをとっています。

マスクが顔の大部分を占めることで読み取れる情報も限られますが、

「目は口ほどに物をいう」との有名な言葉があるように、目から相手に伝えることもできます。

むしろ、「口元は笑ってるけど、目は笑っていない」という状況が起こり得るように、目の方が素直に心境を表現しますよね。

マスクをつけていても、つけていなくても、嬉しそうにしている声色と、笑顔は相手に伝わります。

まとめ
  • ビジネスマナーは時代によって変わっていく
  • マスク着用はマナー違反ではない。マスクを外した時の気配りも必要
  • 大事なのはどんなマスクをつけるかではなく、マスクに隠された表情